海外展開を成功に導くには、グローバル視点を持つ人材の育成が不可欠です。私たちは、海外事業における組織・人事戦略の立案から、リーダー層や管理職向けのグローバル経営人材育成研修までを支援します。また、次世代の産業人材を育成する社会貢献型のプログラムにも注力。文化や価値観の異なる環境で成果を出せる人材を育て、企業の国際競争力を高めます。個別企業に応じた柔軟なプランニングが特長です。

  1. 海外事業の組織・人事戦略

    海外展開を成功に導くために、グローバル視点を持つ人材育成の重要性についてはどのような企業でも十分に理解しておられます。ところが日本人社員のグローバル化のための取組みでは、多くの企業が失敗しているという経験をお持ちです。日本が高度成長時代、日本企業の社員は貿易立国の一翼を担うべく、グローバル化の先駆者として必死になって欧米から学び、発展途上国の市場開発のために世界中を駆け巡っていました。

    今や経営資源の多くが海外に流出し国内の経営力が脆弱化しています。中小企業においてもグローバル経営を実践しなくては生き残れなくなりました。日本人社員も高齢化が加速し、日本人自らがグローバル対応人材に成長するのも、量質ともに大変厳しい時代になってしまいました。

    残る選択肢は、日本企業自身が海外に展開し、海外で市場も人的資源も取り込んだ事業で勝ち残るか、グローバル視点で仕事を進められる外国人材を軸に経営戦略を再構築していく以外に道はありません。

    海外事業における組織・人事戦略の基本として、まず取り組みなければならないのは、経営者層やリーダー層のマインド革新が先決です。そのうえで外国人材を活用した海外事業のビジネスモデル革新を進めていくべき経営環境の変化こそが、日本の中小企業が直面している危機であるという認識を持っております。

  2. グローバル経営人材育成研修の企画実施

    海外事業の組織戦略と人事戦略は、海外拠点だけの経営課題ではありません。海外拠点を含む企業グループ全体のビジョンを達成するための人材能力は、企業戦略とは切り離すことができない経営資源であるという認識が必要です。求める人材像と組織の方向づけを踏まえた中長期の人材育成計画と、現状とのギャップを埋めるための人材育成研修の企画実施が必要かつ不可欠の経営課題です。

    海外事業はいわゆる日本の常識が通用せず、ビジネスモデルも基本が違うことが多いため、日本人社員のグローバル経営人材を育成するには、特に異文化コミュニケーション能力の向上に着目すべきです。そのうえでマネジメント能力とリーダーシップ能力開発に注力した5領域の経営研修をカスタマイズして実施しております。

      【異文化コミュニケーション力】
      【組織運営能力】
      【人材育成能力】
      【課題形成・判断力】
      【積極的行動力】

  3. 次世代の産業人材育成を目指す社会貢献

    企業は事業を通じて価値を生み出し社会の発展に貢献する責任があります。人材は価値を生み出す源泉です。自社の人材育成だけでなく、日本や世界文化の進展に寄与する人材を育成することこそ企業の存在価値そのものであると考えます。

    次世代の産業人材とは、すなわち今を生きる子どもたちです。子どもたちこそが未来へ社会をつないでくれる宝物なのです。今の大人たちは自分さえ楽しければ良いと思っていないでしょうか。少子化社会を作ってしまったのは私たち大人の責任です。早晩この世からいなくなる私たちは、子どもたちの世代のために何を残すことができるのでしょうか。教育こそが未来を生きる世代への贈り物です。

    企業にとって日本が国際競争力を復活させるには、科学に興味をもつ理系人材輩出にいかに貢献していくか今問われています。多くの企業がSDGsに取り組んでいますが、子どもたちにモノづくりの面白さを伝えたり、学校では教えられない楽しい理科実験教室や、清水建設のCMにあるような子どもたちに建築の楽しさを伝える活動こそが優先されるよう、私どもでは子どもたちの教育貢献として、全国の科学館での展示品の企画運営や実験教室開催にも取り組んでいます。